イベント情報

イベント開催履歴

第8回グループスーパービジョン

「税理士開業を目指して公務員を早期退職、しかし開業するに至らない50代男性の事例」
日時: 2012年3月17日(土) 15時~17時
スーパーバイザー:坂本昌士氏(医療法人栄仁会宇治おおばく病院精神科医長 うつブロック担当)
スーパーバイザー:永田俊代氏(関西福祉科学大学准教授 臨床心理士)
事例提供者:嶌津夕希子氏(ときめき坂メンタルクリニック 心理士)
場所:大阪大学中之島センター/キャンパス・イノベーションセンター

内容については個人情報保護のため公開しておりません。

ページトップへ

第3回メンタルヘルス研究会

「復職支援におけるキャリアの再構築について」-認知行動療法の視点から-
日時:2012年2月17日(金)15時~17時
ゲストスピーカー:関西福祉科学大学専任講師 本岡寛子氏
場 所:大阪大学中之島センター/キャンパス・イノベーションセンター404号室


第3回研究会は、ゲストスピーカーに関西福祉科学大学専任講師本岡寛子氏をお招きし開催された。最初に参加者全員から自己紹介、各自の現場でのメンタルヘルスへの取り組み、関心事、復職支援に対する意見などの発表が行われた。続いて本岡先生から認知行動療法の視点に立って、復職支援を進めるポイントについて解説された。即ち復職者が抱える問題を把握し、各人の性格や能力、価値観を活かして働き方、生き方のビジョンを明確にした上でいくつかの達成目標(到達基準)を設定し、それを実現するための具体的な行動計画(解決策)をたて、その成果をフォローしていく一連のプロセスの実施方法について事例を交えてわかりやすく解説された。
参加者から挙げられた問題(「帰宅時間が遅い」「夫婦間の会話がなく」「別居状態」)を取り上げ、実際にワークシートを用いて基準(目標)、解決策を立て、それを発表し合い勉強の成果を確認しあった。

ページトップへ

ナント農商工ビジネスフェア2011

日 時:2011年12月7日(水)10時~17時
場 所:マイドームおおさか

昨年に引き続き帝塚山大学の地域貢献事業の一環として、ナント農商工ビジネスフェア2011に出展し、当センターの事業紹介を行いました。特設スタジオでは、当センターの森下代表理事と帝塚山大学大学院の柳澤希緒子さんが出演して、当センターの事業の紹介と「ふぁんそん」の実演を行いました。
ブースには帝塚山大学有山理事長はじめ関係者の皆様、地元新聞社、産業界の方々などが多数来訪され、当センターを多くの方々にご紹介するよい機会となりました。

ページトップへ

第7回グループスーパービジョン

日 時:2011/12/3(土) 15:00~17:30

「管理職での職場復帰を目指す50代男性の支援過程」-リワーク支援における関わり-
スーパーバイザー:片桐陽子氏(復職トレーニング専門ディケア 「バックアップセンターきょうと」
臨床心理士)
スーパーバイザー:本岡寛子氏(関西福祉科学大学専任講師 臨床心理士)
事例提供者    :坂下英淑氏(高齢・障害・求職者雇用支援機構奈良障害者職業センター
臨床心理士)
場 所:大阪大学中之島センター/キャンパス・イノベーションセンター

内容については個人情報保護のため公開しておりません。

ページトップへ

2011年メンタルヘルス推進担当者養成塾後期講座

第1講座
日 時  平成23年10月22日(土)
場 所  関西社会人大学院連合キャンパスポート大阪

『ストレス・メンタルヘルスの評価』-産業心理臨床場面のアセスメント-
講 師  関西福祉科学大学准教授 永田 俊代氏

講師は医療機関を中心に産業心理臨床場面に豊かな見識と経験を持たれている。
最初に主として職業性ストレスについて理論的な解説を加えられ、ストレス状態を生み出しにくい職場環境を作っていくことの重要性を強調された。そしてそのためには、まず職場環境の現状を的確に把握・評価することが重要であるが、標準化された各種の調査票を紹介された上で、最も汎用性のあるCMI健康調査票(Cornell Medical Index)(職業性ストレス簡易調査票)の実施演習を行って、職場環境の現状把握とその評価の進め方について詳しく説明をされた。

『心の整理法』-心の健康と言語化の効用について-
講 師  帝塚山学院大学大学院教授 西川隆蔵氏

講師は、健康の意義について「病気でないから健康」ではなく『問題は抱えつつ前向きに生きる健康=病気でさえもそれを抱えつつ前向きに生きる』が大切で、ストレス対処という観点から見ると「ストレスをなくす対処ではなくストレスにもっと前向きに対処していくスキルを学ぶことが大切」と強調された。このためには、ストレスに対する自助の力を高めること、即ち「自分を見る自分を育てる」ことが必要だが、問題が起こった時に「間をおき、距離をおく」という問題との関わり方が有効であり、その方法のひとつとして
『心の整理法の習得』があることを解説された。そしてその心の整理の具体的な手法について講師の指導のもと参加者がワークを行って理解・習得を行った。

第2講座
日 時  平成23年10月29日(土)
場 所  関西社会人大学院連合キャンパスポート大阪

『メンタルヘルスからチームビルディングへ』-ここちよい関係づくり-
講 師  帝塚山大学大学院准教授 宮川治樹氏

職場のストレスの約50%は人間関係に原因があるといわれており、講師は、働く人の精神的健康の保持・増進を図るためには、人間関係上の無駄なストレスが生じ難い職場環境を作ることが大切であると述べ、そのためには「円滑なコミュニケーション」「メンバーの相互理解」「メンバーが相互に尊重しあい協働・協調し合える関係」を作りこんでいくことが重要と強調された。これは組織を単なる人の集合体であるグループからチームへ進化させていくこと(目的の共有、手段の共有、思いの共有=チームビルディング)であり、この講座では、そのようなチームビルディングの手法について、参加者同士がいくつかの簡単なアクティビティーを通じて関わり合ったり、相互理解が深まっていく実感を得るなどしながら、体験学習的に学びました。

第3講座
日 時  平成23年11月19日(土)
場 所  関西社会人大学院連合キャンパスポート大阪

『月経に関連する心身の症状と健康管理』
講 師  関西福祉科学大学教授 平田まり氏

講師は、特に若い女性の月経痛と生活習慣の関係を解明され、生活習慣改善の教育、適切な鎮痛剤の使用方法の教育等について研究発表されている。
講座では、月経周期と女性ホルモンの分泌変化、これに伴う女性の身体症状、精神症状について詳しく解説され、社会生活の中での支障を緩和するための対処の方法について説明された。その中で特に月経痛を緩和するための心身の対処法、鎮痛剤の種類と選択並びに正しい使用方法について詳しく解説された。その上で、女性に独特の出産後に発症しやすいうつ病(産後うつ病)とその対処の仕方について言及された。

『働く人々の健康阻害要因とその対策』
講 師  関西福祉科学大学教授 廣澤巌夫氏

講師は健康科学、労働衛生学の分野を専門とされ、特に環境汚染等の分野で多くの研究成果を発表されている。
講座では、経済の発展とその周辺環境の変化に伴う職業病の変遷について総括され、その上で、物理的環境、取扱化学物質や精神的環境がもたらす身体的影響について詳しく解説された。特に近時の過労および精神的負荷の増加やVDT作業がもたらす健康影響とその対応に関して強調された。
更に、騒音、振動による生体影響、さらに有機溶剤、有害金属、粉じん、その他の有害物質等が及ぼす健康への影響とその対策についても事例を挙げ詳しく解説された。

第4講座
日 時  平成23年11月26日(土)
場 所  関西社会人大学院連合キャンパスポート大阪

『産業医や企業管理職の役割と企業の健康配慮義務』
講 師  あいおい法律事務所弁護士 藤原精吾氏

講師はバブル崩壊後増加している自殺者と、経済環境、企業環境の実態について解説され、特に精神疾患の増加が自殺者の増加につながっていると述べられた。その原因は、厳しい経済環境や成果主義への移行等の労務環境の変化に起因する面が大きいが、このような中で事業主が負う健康配慮義務、それを推進する産業医、企業スタッフの役割について、具体的な法廷事件を取り上げて詳細に説明された。
そして最後に、①事業主は利益確保だけでなく、労働者の安全・健康を守る社会的責任がある。②産業医や企業スタッフは、メンタル不調者に対するカウンセリングの実施だけでなく、その原因を調べ,労働時間やノルマ主義、上司による締め付けなどが原因となっているならば、その対策を取らなければならない。③特に企業スタッフは労働者の立場に立って活動することを心がけ、会社経営者の立場で対応することはない。と述べ締めくくられた。

ページトップへ

第1回メンタルヘルス研究会

新しい企画として『メンタルヘルス研究会』を立ち上げました。この研究会は会員を中心にした参加者の希望に沿ったテーマを取り上げ、日常活動に密着した問題、疑問を質し研鑽を進めると共に、参加者間の横の連携を強化していくことを狙いとしています。

『社員を職場復帰させる際の注意点』
日 時:2011年9月30日(金)15時~17時
ゲストスピーカー:関西大学大学院非常勤講師 伊東眞行氏
場 所:大阪大学中之島センター/キャンパスイノベーションセンター404号室

第1回はゲストスピーカーに関西大学大学院非常勤講師で、ライフデザイン・カウンセリングルームをはじめとして第一線でカウンセラーとしても活躍されている、伊東眞行氏をゲストスピーカーにお招きし、「社員の休業開始から復職して立ち直っていく各過程での問題点、注意点」について研鑽しました。
最初に伊東先生から休業開始から復職まで五つのステップに分けて、各段階毎の具体的な諸問題・注意点等を詳しく解説して頂き、その後具体的な事例を中心にして講師を交えた意見交換を行って、講義内容を再確認しました。

第2回メンタルヘルス研究会

『元気な職場づくり』-職員のストレスへの気づきと対応-
日 時:2011年11月25日(金)15時~17時
ゲストスピーカー:関西大学大学院非常勤講師 伊東眞行氏
場 所:大阪大学中之島センター/キャンパスイノベーションセンター404号室

第2回も関西大学大学院非常勤講師伊東眞行先生をゲストスピーカーにお招きし、『元気な職場づくり』をテーマに勉強しました。
最初に出席者が自己紹介を兼ねて、今日のテーマの中で特に関心を持っているポイントを申し出、講師から「職場の環境改善」「新型うつ病」等を重点に、「キャリア問題」「パワハラ問題」等を加えレクチャーを受けました。その上で、出席者から追加質問やそれぞれの会社での取り組み状況の紹介、それに対する質疑等が活発に行われました。
研究会も2回目を迎え、ようやく当初の期待の動き(「出席者の期待する課題の選定と研修」「出席者間での相互情報交換とネットワークづくり」)が見え出しました。次回以降それが目に見えて実現できるようにしていきたいものです。

ページトップへ

ストレスドックセミナー

財)奈良県健康づくり財団主催の『ストレスドックセミナー』が、7月26日(火)~8月10日(水)に計4回開催され、奈良県の教職員の方々が延べ80名参加されました。このセミナーは「参加者の身体検査・心理検査」と「メンタルヘルスに関するセミナー」で構成され、帝塚山大学並びに当センターが下記「セミナー」を担当しました。

主 催  (財)奈良県健康づくり財団
日 時  2011年7月26日(火)、8月2日(火)、8月9日(火)、8月10日(水)
場 所  奈良県健康づくりセンター研修室

セミナーの内容
[1] ストレスの実態と自己分析
-自分を通してストレス問題を探る“自己再発見への旅”-  
講師:森下高治氏(当センター代表理事・帝塚山大学大学院教授)
吉田智子氏(当センター特別研究員・臨床心理士)
藤井雄一氏(当センター特別研究員・臨床心理士)

[2] リラクゼーションタイム
-身体を通してこころをほぐす‘秘策術’-
講師:神澤 創氏(当センター理事・帝塚山大学大学院教授)  
古淵和佳氏(当センター研究員)   
柳澤希緒子氏(当センター研修生 帝塚山大学大学院院生

[3] ストレス・コーピングの実際
-ストレスとの上手なつきあい方‘戦略面の検討’-
講師:森下高治氏(当センター代表理事・帝塚山大学大学院教授)  
野田智美氏(当センター研究員・京都大学大学院院生)  
藤井雄一氏(当センター特別研究員・臨床心理士)

ページトップへ

第6回グループスーパービジョン

「40歳男性の長期休職者の復職へのあゆみ」
-うつ病に悩み面接中断を繰り返す男性との面接過程-

スーパーバイザー: 横井公一氏(関西福祉科学大学心理・教育相談センター長/教授)
スーパーバイザー: 海蔵寺陽子氏(パナソニック電工カウンセリングルーム 臨床心理士)
事例提供者:  清瀬一智氏(帝塚山大学こころのケアセンター研修生)
日時:  平成23年7月30日(土) 15:00~17:30 
場所:  大阪大学中之島センター/キャンパス・イノベーションセンター

内容については個人情報保護のため公開しておりません。

ページトップへ

2011年メンタルヘルス推進担当者養成塾前期講座

近年、経済の構造変化や国際的な不況などに伴う労働環境の変化により、働く人の不安やストレスの増大、精神疾患及び自殺者の増加など、労働者のメンタルヘルス問題は深刻化しており、厚生労働省では企業においてメンタルヘルスに関する一定の知識を持った担当者を配置するよう指導しています。 このような産業界の要請にこたえるべく、当センターでは2011年度から「メンタルヘルス推進担当者養成塾」を開講することになりました。

■第1回講座

日 時  平成23年5月21日(土)
場 所  関西社会人大学院連合キャンパスポート大阪
『メンタルヘルス問題の最前線』
講 師  ㈱ジャパンEAPシステムズ関西支社
EAP相談室関西室長 臨床心理士   榎本 正己氏

日講師は産業現場の最前線で活躍されている臨床心理士で、まずこの20年位の期間においてメンタルヘルス問題の位置づけがどのように変化し、重大化してきたかを解説された。次に具体的な相談内容をあげ、「うつ」の状態が生真面目、責任感強く、他人任せにできない人に多く発生した「従来型」から大きく変化し、「新型」「現代型」「ディスティミア親和型」などと呼ばれる様々な「うつ病」が出現し、従来の服薬と休養のみでは改善しない現実が解説された。
このような状況の中で、産業現場のメンタルヘルス対策を進めるにあたり
■職場環境を整え、適切な社内規定作る
■「成長させ・育成する」という視点が必須である
■そのためにも周囲は「ルールを守り」、「愛情をもって対処する」こと
■業務上の問題が出た時は、客観データを集め提示して、業務生産性の低下を明確に示し、「専門家への相談」を促す
■業務生産性の回復は本人の責務であることを明確に示すと同時に、周りは本人の「回復」や「成長」を支える立場を取る ことの重要性を強調された。

『メンタルヘルス対策のために考えておくこと』
講 師  関西福祉科学大学
健康福祉学部長   三戸 秀樹氏

大きな社会構造におけるまずさや歪みで発生しているメンタルヘルス問題を、小さな構造の中で対応してもなかなか解決へと結びつきにくい。従ってこの大きな社会構造のまずさや歪みを直視し、指摘して、改善へ結びつけていくことが肝要である。講師はこれまで「家庭システムが持っていた8つの機能」をあげ、家庭の「核家族化」がさらに核分裂して「孤族化」し、多くの機能が失われてゆく状況を示された。また、社会機能のいろいろな部分で従来の弱者の立場が反転し、それに伴って多様な「主人公化現象」(例えばナンバーワンからオンリーワンの世界への変遷など)が起きており、いわゆる「新型」「現代型」「未熟型」などといわれる「うつ病」は、この主人公化現象につながりやすく、主人公になれないひとが発症する可能性も高いことに言及された。
今日の産業現場においても、単に労働時間の短縮や労働環境の改善だけでなく、過剰な主人公化に走らない、走らせない等の配慮もあわせて必要であることが強調された。

■第2回講座

日 時  平成23年5月28日(土)
場 所  関西社会人大学院連合キャンパスポート大阪
『職場の人事・労務管理とメンタルヘルス対策』
講 師  三島労務管理事務所    
特定社会保険労務士   三島 佐智氏

 講師は、職場でのメンタルヘルス推進担当者の役割の重要性に触れたうえ、今日の講座の主題を「セーフティネットである社会保障制度」と「人事・労務管理上のポイント」のふたつの切り口から説明をされた。
社会保障制度については、うつ病と「傷病手当金」の制度上の注意点、精神疾患と「障害(年金・一時金)給付」、精神疾患と「労災保険」の認定基準を概説され、また、労務管理上のポイントとしては、傷病発生時の休職期間までの手順や復職できない場合の退職の取り扱い、労働時間の問題に対する再認識、パワハラ、セクハラ問題、そして特に重要なポイントとしてメンタルヘルス問題と事業者の安全配慮義務との関係を、過去の裁判例をもとに詳しく解説された。
そして、何よりもメンタルヘルス問題の根源(経営者の意識や企業風土等)の改善が必要であること、それには時間がかかるが、企業に適応した制度面からの対応や、外部専門家との連携などにより早急な取り組みが必要であることを強調された。

■第3回講座

日 時  平成23年6月18日(土)
場 所  関西社会人大学院連合キャンパスポート大阪
『リラクゼーションの実際』
講 師  帝塚山大学大学院 教授       神澤  創氏
実 技  大学院連合メンタルヘルスセンター研修生  柳澤希緒子氏

  講師は、リラクゼーションのひとつの手法として、各種のボディワークの意義と効果について解説し、心と体を一体のものとしてとらえ、加減をわきまえ、身体と仲良く付き合っていくことが大切であると語られた。
講座の後半は、そのボディーワーク(ふぁんそん)のひとつである「スワイショウ」「呼吸法」「八段錦(はちだんきん)」等の動作について、実技指導が行われた。これらを通じて「ゆったりとした自然な動きで無理なくリラックスした運動ができる」「余分な緊張をほぐせる」などの効果を体験し、自宅はもちろん勤務先でも活用を図っていくことの有効性を実感した。

■第4回講座

日 時  平成23年6月25日(土)
場 所  関西社会人大学院連合キャンパスポート大阪
『フォーカシングからの検討』
講 師  流通科学大学准教授      銅直 優子氏

  フォーカシングとは、「からだの感覚を通じて心の声を聴く」心理療法のひとつです。日頃、私たちは、様々な状況や問題について、体や気持のどこかでぼんやりと感じていながら、明確な意味をつかみきれないことが多くあります。このぼんやりと感じている感覚(フェルトセンス)に焦点を当て、それが発するメッセージをつかみ、自己理解や問題解決に導こうとする技法といわれている。
講師は、開発者のET.ジェンドリンの研究過程を紹介された後、フォーカシングの方法について手順を追って詳しく解説され、気持ちに触れることが苦手なクライエントの心理療法効果をあげることに有効な技法であると語られた。そして、最後に講師の指導のもとに受講者自身がフォーカシングを実施し、特にフェルトセンスを感じること、そして、フェルトセンスの発するメッセージの質感を感じ取る体験を重点的に実施した。

『認知行動療法から学ぶ』
講 師  関西福祉科学大学専任講師    本岡 寛子氏

  講師は、心の問題をマクロとミクロの両面から分析・解説され、その中で人の行動変容の原理として、強化(行動の生起頻度を高める)と罰(行動の生起頻度を低める)により人の行動がどう増減していくかを、具体例をあげ詳しく説明された。その上で認知行動療法とは、個人の行動的、認知的、情動的、身体的問題や動機付けの問題を解決するための治療法で、自己理解に基づく問題解決とセルフコントロールの獲得を狙う治療法であると教示された。そして、認知行動療法では、問題を「環境」「考え方」「気分」「身体」「行動」の5つの領域から捉え、それぞれの領域で認知・行動のレパートリーの幅を広げ、セルフコントロール力をつけて行くことが重要で、うつ病の認知行動療法の具体例をあげて、その対応と効果について詳しく説明された。

ページトップへ